2012年10月11日木曜日

竹富スタイル。

石垣島に隣接する小さな島、「竹富島」
古くからの集落景観が残されている事で
全国的に知名度の高い島。

その島の一角にある真新しいリゾート。
「星のや 竹富島」
星野リゾートが今年の6月に開業させた
宿泊施設。

星野リゾートと言えば、リゾナーレや
星のや、温泉旅館にリゾート施設。
経営に行き詰まった施設を再生するのが
とっても上手。

で、今年開業の竹富島。


 ↑ 客室はすべて離れ形式。(出典:新建築201209)

離れ客室の集合で
竹富の集落をイメージさせる構成。


 ↑ パッと見ただけでどこの建物か分かっちゃう。(出典:新建築201209)

伝統的な集落を保存、再生するわけじゃなく、
全く新しく集落を作ってしまう。


 ↑ もう、まさに竹富スタイル。(出典:新建築201209)

台風から建物を守るために、
地場の石灰岩を積んで
グックと言う石積みで囲う。
さらに、アプローチには、
同じ石積みのヒンプンを立てる。

この、古いスタイルを新しく作るって、
簡単なようで、かなり、大変なはず。

どこまで本物を再現するべきか。
妥協はありなのか。
そもそも、このテーマパーク的な
アプローチは正解なのか。

設計してるうちに、いろんな壁にぶち当たる。


 ↑ その昔、某博物館の中に、琉球民家的な展示物をつくった。

赤瓦や漆喰、沖縄の材料を使いつつ、
あくまで、イメージ展示なので、
施工性やコスト最優先。

その時に、いろいろ行き詰まった覚えが。
何か、モヤモヤするというか。

今回の星のや竹富島。
多くの妥協と、多くの工夫があって、
きっと、素敵な空間が広がってるはず。
行ってみたいな。一度。
遠いけどね。


2 件のコメント :

  1. めずらしいですね、南の話。
    沖縄大好きなんですけど、
    竹富島は知らなかったです!
    子連れで行く感じではないかな…?

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  2. ma-momさん、こんばんは。
    そうなんです。南の話は珍しい。
    北が好きなので。
    でも、竹富、行ってみたい。
    ゆるーい時間、竹富timeを味わいたい。
    子連れ、いいと思うけど、高そうね。

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