2010年7月11日日曜日

茶の美学。

昨日、ふと思って一冊の雑誌を購入。
「一個人」っていう雑誌。
特集は茶の湯入門。

お茶に興味はあるものの、未だかつて
茶室でお茶を頂いたことなんてない。
イベント的なお茶会で、抹茶を頂いた事くらい。

最近になって、妙に気になる。茶の世界。
ただ、あまりに奥深く、敷居が高そうな茶の世界には
なかなか近づけず。
とりあえず、茶の湯入門からスタート。


 ↑ 渋い表紙。以前だったら手に取ることもしなかったはず。

千利休の逸話的なことは、いくつか聞いたことが。
でも、歴史的背景とか、
利休と遠州と織部のつながりとか、
各流派の成り立ちとか、さっぱり分からなかった。


 ↑ 道具にも興味あるけど、茶室そのものの空間を味わってみたい。

建築や造園の仕事に関わっていても、
茶室の設計、露地の施工なんてチャンスは皆無だし、
これは、明日からすぐに出来るもんじゃない。

ただ、利休も街中の茶室でありながら、
そこに田園的、里山的な要素を持ち込んで、
自然らしさみたいなものを好んで用いたらしい。
侘び寂もそうだけど、現代の住宅建築や
造園、ランドスケープにおいても、
多いに参考に、というか、実践したいと思っている訳です。


ところで、中目黒にある目黒区総合庁舎。
かつての千代田生命本社ビル。
設計は村野藤吾。
以前、中目黒で働いていたわりには、まだ、行ったことがない。

ここに、村野藤吾の茶室があるらしい。
ビルに茶室。今度、ぜひ行ってみたいなあ、と。
近代の巨匠が設計すると、茶室はどうなるのか。

茶道や華道、日本の伝統芸術をこれから、ちょっとずつ
かじりたいと、思う今日この頃です。
あくまで、ツマミ食い程度のもんですけど。


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