2009年9月17日木曜日

椅子の話

今日、NHK教育テレビの小学生向け番組で、
三面図の話をしていました。
小学生に三面図?ちょっと気になったので見ていると、
椅子の三面図を描いてるおじさんが登場。

椅子と言えばこの方。
私が通っていた大学の教授、織田先生。
教育テレビにまで出演されてるとは。

椅子のコレクターとしては、おそらく日本一。
椅子と言っても普通の椅子じゃなくて、
世界的に評価されている超有名な椅子ばかり。

建築やデザインの教科書に出てくるような椅子。

やはり椅子コレクターとして有名だった建築家の宮脇檀先生が、
生前、「あなたには勝てないから、椅子集めをやめる」
っておっしゃったそうです。


 ↑ これは、我が母校の椅子展示室。

さすが、家具の街「旭川」のデザイン系大学だけあって、
かなりの品揃え。織田先生のコレクションは、
こんなもんじゃありませんが。



 ↑ で、これは、超有名なウェグナーのYチェア。
住宅関連の雑誌には、必ず登場するあの椅子。

先ほどの織田先生が、「ハンス・ウェグナーの椅子100」という
本を出されていますが、ウェグナーの椅子は、
発売から半世紀以上経った今でも、全く古く感じない。

ソープフィニッシュの本体は、使ううちに徐々に味が出るし、
座面のペーパーコードはもちろん張替え可能。
1脚・¥80000の価値は絶対にあります。
4脚揃えると、恐ろしいことになりますが。

椅子は奥が深い。

何かの本で読んだことがあるんですが、
人間工学的に良くない椅子(安物の椅子)で、
一時間仕事をすると、そのうち、5分は
椅子が原因で時間をロスするそうです。

一日8時間で40分、週5日で200分。一年だと・・・

要は、値段が高い椅子でも、すぐに元が取れるので
良い椅子を買いなさい、って内容。
うーん、なるほど。

余談ですが、国内の某有名オフィス家具メーカー、
オカ○ラ製作所の事務用チェア。
ちょっといいものだと、定価でウェグナーのYチェアと
同じくらい高いです。
でも、実際に結構いいです。さすが、大手メーカー。
椅子によって、疲れ方が確実に違います。
作りもしっかりしています。

学生時代に、これまたアルバイトで、
オカ○ラ製作所に行っていました。
実際に作っていたので分かっちゃうんです。

価格が安いか高いか、これを判断する尺度は
人それぞれですが、椅子を買うときはケチっちゃいかん。
心から、そう思うのです。

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