2015年1月18日日曜日

お組合。

田舎には「お組合」って組織があって。
なんというか、隣組みたいな。
行事の時や冠婚葬祭、地域の掃除、
神社の掃除に寄り合いを
協力して役割をこなす。

うちの組は9世帯の小さな集まり。
分かりやすく言うと、回覧板を
回すご近所さん。

ずいぶん前に、こんな話題を
書きましたが、今日はあらためて。


 ↑ これがお組合。(以前使った絵で)

で、これが集まると部落になる。


 ↑ これが部落。

さらに、部落の集合体が自治会。


 ↑ これが自治会。

お組合にも、部落にも、自治会にも、
それぞれ行事があり、
さらに、「地区」っていうカテゴリがあったり、
とにかく、いろいろあって
いまだに分からん。

田舎暮らしが大変な理由、おそらく
3位以内に入るのがご近所づきあい。

でも、ご近所の方のフォローなしには
田舎じゃ暮らせないと思う。


で、この度、同じお組合のお年寄りが
亡くなられて、さっき、葬儀の
打ち合わせに行ってきた。

かなり簡略化したとはいえ、
葬儀の段取りや、手配等、
全部、お組合の人たちで決める。

実質は、葬儀屋さんがほとんど
やってくれるけど、葬儀屋さんも
お組合の許しがなければ
勝手に決められない。

例えば、死亡届や火葬許可とかも
お組合の人が役場に行くし、
昔は墓穴掘りもしたらしい。

葬儀の日は、基本的に、
会社に行ってる人は、
会社休まなきゃいかん。

ちなみに、今日行ったみたいな
葬儀の打ち合わせのあとは、
そのお宅でご馳走を頂き、
酒を飲み、宴会的な事をしてくる。
この後も、仕事しなきゃいかんのですが、
飲まない訳にもいかず。

ご家族は、おもてなしをしなくちゃ
ならなくて、とても大変。
家族が亡くなったばかりなのに。

これが田舎の昔からの常識なので、
僕らは、ただそれに従うのが当然なのです。
ただ、それってどうなの?ってことが
多々あったりします。

こんな感じで、地域のつながりが
めっちゃ濃い田舎。

さて、酔いもやっと冷めてきたので
仕事します。

2 件のコメント :

  1. 私も下伊那に越してきて3回ありました。実はつい先週も1回。
    「お組合衆」っていう制度はおもしろいですね。
    確かに、「お組合」っていう立場の方に対してはすごく持ち上げるというか、大事にすると言うか。
    でも、やっぱり田舎はお互いが助け合ってるというか、繋がりあっていて成り立つ感じなので、遠くの何とかより近くのお組合という感じなのでしょうか。
    でも、都会感覚だと家族の方、大変だよな~って思いますよね。

    自分が不慮の事故とかでもし死んじゃったらって考えると、どうすればいいのか全くわからないですからね。

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  2. たまごやさん、こんばんは。もう、まさにその通りですね。
    田舎は、こんな感じで成り立ってるんですね。
    でも、若い世代は、割りと否定的な人も多くて。
    いつまで続くのか、って考えてしまいます。

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